京极 夏彦的小说列表
[作品]文库版 百器徒然袋―风
調査も捜査も推理もしない、天下無敵の薔薇十字探偵、榎木津礼二郎。過去の事件がきっかけで榎木津の“下僕”となった「僕」は、そのせいで別の事件にも巻き込まれてしまう。探偵を陥れようと、張り巡らされた罠。そ...
[作品]文库版 今昔続百鬼 云
「あなたーー妖怪お好きですか」。その男は真顔で尋ねる。これぞ多々良勝五郎(たたらかつごろう)大先生。人の迷惑顧みず、怪異求めて六十余州を西東。河童に噛み殺された男、物忌みの村を徘徊する怪人、絶対負けな...
[作品]文库版 百器徒然袋―雨
「推理はしないんです。彼は」。知人・大河内の奇妙な言葉にひかれて神保町の薔薇十字探偵社を訪れた「僕」。気がつけば依頼人の自分まで関口、益田、今川、伊佐間同様“名探偵”榎木津礼二郎の“下僕”となっていた...
[作品]文库版 阴摩罗鬼の瑕
「おお!そこに人殺しが居る!」探偵・榎木津礼一郎は、その場に歩み入るなりそう叫んだ―。嫁いだ花嫁の命を次々と奪っていく、白樺湖畔に聳える洋館「鳥の城」。その主「伯爵」こと、由良昂允とはいかなる人物か?...
[作品]文库版 涂仏の宴―宴の始末
後の始末をお願いします――。京極堂、覚悟を決める。 「愉しかったでしょう。こんなに長い間、楽しませてあげたんですからねえ」。その男はそう言った。蓮台寺温泉裸女殺害犯の嫌疑で逮捕された関口巽と、伊豆韮山...
[作品]文库版 涂仏の宴―宴の支度
宴の支度は整いました――。京極堂、挑発される。 「知りたいですか」。郷土史家を名乗る男は囁く。「知り ――たいです」。答えた男女は己を失い、昏(くら)き界(さかい)へと連れ去られた。非常時下、大量殺戮...
[作品]魍魉の匣 (讲谈社ノベルス)
匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物―箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵·榎木津、文士·関口、刑事·木場...
[作品]分册文库版 魍魉の匣 下
「あなたは、何でも善くご存じですのね――」。その女は京極堂に向かって、赤い唇だけで笑った。憑き物を落とすべき陰陽師さえ、科学者・美馬坂幸四郎(みまさかこうしろう)の抱いたあまりに禍々(まがまが)しい夢...
[作品]分册文库版 魍魉の匣 中
「私は、嘘吐きなのです」。かつての銀幕の美女・美波絹子(みなみきぬこ)こと柚木陽子(ゆずきようこ)は謎めいた言葉を口にした。蒸発した加菜子が大財閥・柴田家の遺産相続者だったという事実の他に、彼女は何か...
[作品]分册文库版 魍魉の匣 上
「加菜子を――死なせはしません」。被害者の姉は決然(きっぱり)と言った。その言葉が刑事・木場を異形の研究所へと導く。中央線武蔵小金井駅で発生した美少女転落事故と連続バラバラ殺人事件に接点はあるのか?研...